学校に行くと疲れる・集団がつらい小・中学生へ
学校がつらい。朝になると動けない。教室にいるだけで疲れる。家に帰ると何もできなくなる。
「どうして行けないの?」と聞いても、本人もうまく説明できないことがあります。
人が多いのがつらいのかもしれません。音や周りの動きで疲れているのかもしれません。授業についていくことに力を使い切っているのかもしれません。読むことや書くことそのものが、とても大変なのかもしれません。
今は、理由をきれいに説明できなくても構いません。
まず「何がつらそうなのか」「どんなときなら少し楽なのか」「今なら何ができそうなのか」から考えます。
つくば高等学院では、学校に行きづらい小学5年生~中学生が、少人数の教室で過ごせます。毎日通うことを前提にせず、週1回や短い時間から相談できます。
発達障害などの診断がなくても構いません。診断名ではなく、今、本人が困っていることから相談できます。
学校に行くと、帰ってから何もできなくなります

学校へは行けていても、それだけで力を使い切ってしまう子がいます。
- 学校から帰ると寝てしまう
- 家では何もする気になれない
- 休日になると一日中休んでいる
- 朝になると急に動けなくなる
- 学校へ行く前になるとつらそうにする
外から見ると「学校には行けている」ので、どのくらい無理をしているのか分かりにくいことがあります。
毎日学校へ行けるかどうかだけでなく、その生活を続けたときに本人がどのくらい疲れているのかを見ることも大切です。
人が多い教室にいるだけで、しんどそうです
大人数の教室では疲れてしまうけれど、少人数なら落ち着いて過ごせる子もいます。
周りの話し声、椅子を動かす音、人の出入り、先生の声、友だちとのやり取り。学校では、一度にいろいろなことが起きています。
本人が「人が多いのが嫌」とはっきり言えるとは限りません。
ただ、「教室には入りたくない」「保健室なら行ける」「少人数なら大丈夫」という様子から、環境の違いが見えてくることがあります。
つくば高等学院では、全員が同じことを一緒にする必要はありません。静かに過ごす、本を読む、学校の課題をする、パソコンを使う、制作をするなど、その日の状態に合わせて過ごします。
急に予定が変わると、動けなくなることがあります
「今日はこれをする」と思っていたのに急に予定が変わると、気持ちを切り替えられなくなる子がいます。
また、やることがいくつもあると、それだけで何から始めればいいのか分からなくなることがあります。
そういう場合は、
- 今日することを減らす
- する順番を決める
- 終わったものが分かるようにする
- 「まずこれだけ」と小さく区切る
など、できるだけ分かりやすい形にします。
字を書くのがつらい。読むだけでも疲れます
「勉強が嫌い」に見えていても、本当は別のところで困っていることがあります。
- 読むのにとても時間がかかる
- 長い文章を見るだけで疲れる
- 頭では分かっているのに、書くのが遅い
- 漢字を書くことだけで疲れてしまう
- 計算の途中を書くことが負担になる
- プリントが何枚もあると手が止まる
そういう場合は、同じやり方を繰り返すだけでなく、やり方そのものを変えることも考えます。
必要に応じて、パソコン入力、読み上げ、音声入力、電卓、表計算、デジタル教材などを使います。
紙と鉛筆でできることだけを「できる・できない」の基準にはしません。
勉強が遅れている。このままで大丈夫なのか心配です
学校へ行けない期間が続くと、保護者の方は勉強の遅れも心配になります。
「もう何か月も勉強していない」「前の学年から分からない」「全部取り戻さないと高校へ行けないのでは」と不安になることもあります。
けれども、今つらい状態のときに、遅れた分を一度に全部取り戻そうとすると、それ自体が大きな負担になることがあります。
学校の課題、今できるところ、分からなくなったところなどを見ながら、手をつけられるところから始めます。
「学年どおりにできているか」だけではなく、「今なら何ができるか」を見ます。
毎日通うのは無理そうです
最初から毎日通う必要はありません。
週1回なら行けそうなのか。短い時間なら過ごせそうなのか。まず教室を見るだけならできそうなのか。
今の本人にとって負担の少ないところから考えます。
「毎日通えないなら意味がない」とは考えていません。
学校の勉強は嫌がるのに、パソコンなら何時間でもやります
教科書やプリントにはなかなか手が伸びないのに、パソコン、ゲーム、制作などには集中できる子もいます。
それなら、そこから始める方法もあります。
パソコンで調べる。文章を入力する。表を作る。プログラムを書く。デジタル作品を作る。電子工作をする。
そうした活動の中にも、読む、書く、数を使う、調べる、考える、試す、やり直すといった学びがあります。
もちろん、ITやプログラミングを全員がするわけではありません。本人が興味を持てる場合の選択肢の一つです。
発達障害なのか分かりません。それでも相談できますか?
はい。診断がなくても相談できます。
「発達障害なのかもしれない」「ただ学校が嫌なだけなのか分からない」「何が原因なのか、親にも分からない」という段階でも構いません。
診断名を決めることではなく、今起きていることを見ます。
人が多いと疲れる。読むのがつらい。書くのが遅い。予定が変わると動けない。朝になると学校へ行けない。
困っていることが違えば、必要な工夫も一人ひとり違います。
※つくば高等学院では、医療的な診断、治療、療育は行っていません。
本人が行きたがりません。親だけで相談してもいいですか?
はい。保護者の方だけでも相談できます。
「学校のことを聞いても何も話してくれない」「フリースクールの話をすると嫌がる」「本人が何を考えているのか分からない」ということもあります。
その状態で、無理に本人を連れて来る必要はありません。
まず保護者の方から、今どんな様子なのか、学校で何があったのか、家ではどう過ごしているのかを伺い、今考えられることを整理します。
学校以外の場所も考えてみようと思ったら
今すぐ「学校へ戻る」「フリースクールへ行く」と決める必要はありません。
学校以外にも過ごせる場所があることを知っておくだけで、次の選択肢を考えやすくなることがあります。
つくば高等学院では、小学5年生~中学生を対象に、週1回・短時間から利用できるフリースクールを運営しています。
教室での過ごし方、通う回数、学習、費用、見学についてまとめて知りたい方は、小・中学生向けフリースクールの案内をご覧ください。
よくある質問
Q. 診断がなくても相談できますか?
A. はい。診断の有無ではなく、今困っていることから相談できます。
Q. 毎日通わないといけませんか?
A. いいえ。週1回や短時間から相談できます。
Q. 勉強がかなり遅れていても相談できますか?
A. はい。今できるところや、つまずいているところを確認しながら進めます。
Q. 本人が見学に行きたがりません。
A. 保護者の方だけでも相談できます。本人を無理に連れて来ることを前提にはしていません。
Q. パソコンやプログラミングは必須ですか?
A. 必須ではありません。本人が興味を持っている場合の選択肢の一つです。
お問い合わせ
まだ何をしたらいいのか決まっていない段階でも構いません。
今困っていることを伺いながら、本人にとって負担の少ない過ごし方や学び方を一緒に整理します。本人がまだ動けない場合は、保護者の方だけでもご相談いただけます。
※つくば高等学院では、発達特性や発達障害に関する医療的な診断、治療、療育は行っていません。
※フリースクール利用日の出席の扱いは在籍校の判断によって異なります。
※費用や制度は年度や利用の形によって変更される場合があります。



