通信制高校卒では就職できないはウソ

通信制高校を卒業しても就職できないというウソの話。

たまに通信制高校を卒業しても就職できない、通信制高校は就職に不利という話題をネットで目にすることがあります。

それは個人の見解であり、どこの通信制高校でも就職している人はいます。

これまでに勤務してきた通信制高校でも、毎年、必ず就職希望者は100%とは言えませんが内定をもらっています。100%でないのは全日制でも同じことです。

ネットの情報は鵜呑みにしてはいけない

「通信制高校を卒業しても就職できない」と言い切ってしまうのは想像で書いているか、自分で就職できなくて学校のせいにしていることが考えられます。

文科省の調べでは毎年2割に満たない程度の生徒が、通信制高校から就職しています。実は全日制の就職率と大差はありません。

他のサイトでも通信制高校からは14%とか19%とか、年度によって違いはあるものの就職率が書かれています。

遠方の生徒には先生より新卒応援ハローワーク

通信制高校にも高校生向けのハローワーク、厚生労働省の「高卒就職情報WEB提供サービス」のアカウントは届いていて求人票を閲覧することができます。これは学校でしか見られないので遠方の生徒には一見不利なのですがそんなことはありません。

各地のハローワークには、高校の新卒生に向けて新卒応援ハローワークが設置されています。

以前、遠方の生徒もいたので調べたことがあり、新卒応援ハローワークでは面接の練習などもしてくれるそうです。ですので、学校まで距離があって頻繁に行けないからと言って不利になると考えるのは間違っています。

結局、その生徒は新卒応援ハローワークは利用しませんでしたが、希望する業種の求人票をネット越しに一緒に見て応募してネットで少し面接の練習をして内定を取りました。

考えてもみてください。先生は進路指導ができるといっても、何をどうやってもハローワークの方には知識や経験で劣ります。プロ中のプロですからね。利用しない手はないと思います。

でもなかなか、ハードル高いかな。遠方から教室までわざわざ求人票だけ見に来ることもあります。

どうしたら就職しやすい?

当たり前のことですが、日々の努力や頑張りはとても重要です。通信制高校の生徒には自由な時間がたくさんあります。この時間をどう生かすか殺すかは自分次第です。

例えばアルバイトなどしておくと、社会経験や仕事の経験があることが伝わります。お小遣いもできて一石二鳥、家計を助けることにもつながり一石三鳥かそれ以上になるでしょう。

また、アルバイトでなくても学校生活で頑張ったことのない人よりは、日々努力して頑張っている人が内定をもらいやすいのは当然です。

卒業するまで通信制高校の勉強だけでなく、アルバイトでもスポーツでも頑張ることが大切です。

つくば高等学院の生徒ならプログラミング、検定試験など努力する場を用意しています。

調査書を攻略すれば進学も就職も未来は明るい

調査書って聞くと一瞬、びっくりしますが、唯一、自分の日々の努力でどうにかできる書類になります。推薦状もありますが、まずは自分の努力なくして推薦状も何もありません。

かといってどんな努力をすればいいのかわからず不安になると思います。

先生に書いてもらうことなんですが、いっそうのこと、攻略してしまえばよいわけです。

調査書の項目

  1. 学習における特徴等
  2. 行動の特徴、特技等
  3. 部活動、ボランティア活動等
  4. 取得資格、検定等
  5. 表彰・顕彰等の記録等
  6. その他

学習における特徴等

頑張りを見せるには、最低限期限を守る。早期に終わらせる。といった攻略が簡単だと思います。

行動の特徴、特技等

協調性があるのか、リーダーシップがあるのか、明るい性格か、地道に頑張るタイプかなど、性格的なところですね。

特技の面では趣味などあれば、先生に伝えておくと良いですね。ツクガクだとプログラミングで○○をつくったなど、学校に報告することが多いです。

部活動、ボランティア活動等

部活がなければ、ボランティア活動をして攻略します。

ツクガク生もプログラミング講座などのボランティア活動は多いです。

取得資格、検定等

英検でもなんでも、取れるものを取りましょう。ツクガクならワープロ検定など定期的に実施しますので、学校に報告しています。

表彰・顕彰等の記録等

数学オリンピックや、ゲーム大会での優勝のことなど

ここはなかなか埋まらない生徒が多いです。なしとか特になし書かれることが多いですね。

その他

ここは先生が書きます。表彰されなくてもここに書かれる可能性はある。
面談して書くこともあります。

調査書に書く項目とツクガクでの例文

通学型のサポート校だったら、頑張った生徒については、こんな内容を通信制高校の先生に伝えます。

  1. 学習における特徴等
    • 苦手な科目もIT機器を活用し、十分な成績を収めた。
  2. 行動の特徴、特技等
    • プログラミング技能の習得を通して、粘り強く、何事も最後まで根気強くやり抜く力を身につけた。
  3. 部活動、ボランティア活動等
    • 子供向けプログラミング講座にボランティアとして参加し、小中学生の子供たちに積極的にかかわることができた。
  4. 取得資格、検定等
    • ワープロ検定2級
    • 表計算検定2級
  5. 表彰・顕彰等の記録等
    • 数学オリンピック 予選Aランク
  6. その他
    • 3年間、プログラミングに励み、プログラマとして活躍することを希望している。

これは例にすぎませんが、頑張ればこんな感じです。これだけ並ぶと推薦状を書く方も書きやすいですし、これを読む、企業の人事の方も通信制高校だからという気にはならないでしょう。

時間をダラダラ過ごせば3,4,5,6については「なし」が並ぶ可能性が高い。6は先生が頑張るかもしれませんが。。

基本的に悪くは書かれません。しっかり埋まっているか埋まっていないか差は歴然ですよね。(2022/8/23 追記)

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