不登校の勉強、何から始める?最初は「例題1つ、写す」から

不登校が続くと、「勉強しない」「勉強できない」「追いつくのが難しい」「手遅れでは」と不安が積み重なりやすくなります。
このページは、不登校の中学生を想定して、勉強の再開を「写してみる(書き写す/入力して写す)」ところから始める手順をまとめたものです。
教材として使いやすい一次情報として、茨城県教育委員会の無料学習動画(いばらきオンラインスタディ/いばらきオンラインスタディplus)もあわせて紹介します。

※フリースクール等の居場所を利用している場合も、ここで紹介する手順は「家」「別室」「教室」など、今いる場所に合わせて調整できます。

先に結論:最初は 例題1つ。写して終わりで大丈夫です。(理解は後で大丈夫)

勉強が止まっているときは、いきなり「理解する」「計画を立てる」を目標にすると、始める前に苦しくなりがちです。
そこで最初は、理解の前に手を動かすだけの作業にします。ノートでもパソコンでも構いません。目安は5分です。

今日:不登校でも始めやすい「写す」勉強(ノートでもPCでも)

ここでは「勉強を進める」より先に、勉強に戻る入口を作ります。時間で区切るのが難しいご家庭もあるので、量(ここまで)で区切る形を基本にします。

中学生で「勉強の仕方が分からない」とき:まずは“例題1つ”が基準です

「何から始めればいいか分からない」ときは、方法を考える前に例題(見本)を1つ写すところから始めます。
終わり方は時間ではなく量で決めます(例題1つ/このページのここまで/この段落まで)。

  • 見本は1つだけ:教科書の例題、プリントの解き方、短い解説の一部など
  • 写すのは形まで:式・図・言葉をそのまま写してOK(理解は後で)
  • 余力があれば同じ型を1問だけ:無理なら写して終わりで構いません

手順(量で区切る版):今日やるのはこの4つだけ

  • 1)教材(見本)を1つだけ選ぶ:例題が載っているページ/短いプリント/解き方の見本など
  • 2)止めながら写す:1行(1文)ずつ。分からなくても形だけ写す
  • 3)終わりを先に決める:「例題1つ」「このページのここまで」など量で区切る
  • 4)できた印をつける:丸1つで十分(“終えた”を残す)

この段階の目的は「量をこなす」ではなく、勉強が再開できる状態に戻すことです。写して終わる日があっても構いません。

今週:追いつくための最短ルート(写す→1問→答え合わせ)

「追いつく」ために、最初から問題集を何十ページも進める必要はありません。
負担を増やさず前に進める形として、次の3つを小さく回します。

  • 写す:動画や例題を写して、形に慣れます。
  • 1問だけ解く:例題と同じ型の問題を1問だけ。
  • 答え合わせ:間違いは「どこでズレたか」だけ確認して終えます(やり直しは翌日でOK)。

おすすめは、最初の教科を数学にすることです。「例題→同じ型の1問」が作りやすく、進んだ実感が出やすいからです。

「手遅れ」では?と感じたとき:量より“復帰”を優先します

「手遅れ」という不安が強いときほど、焦って一気に取り戻そうとして負担が増えます。
ここでは、量を増やす前に続けられる形(復帰)を先に作ります。
1問が安定してきたら2問へ、3問と、取り組む時間や課題を増やしていきましょう。

勉強アプリ代わりにも:茨城県教育委員会の無料学習動画(いばらきオンラインスタディ)

茨城県教育委員会のページで、オンライン学習(いばらきオンラインスタディ/いばらきオンラインスタディplus)が案内されています。
「まずは動画1本」を選び、止めながら写す教材として使うと始めやすいです。

よくある質問(不登校 勉強)

不登校で勉強しないのですが、どう始めればいいですか?

最初は「やる気」より先に、例題(見本)を1つ写すだけで構いません。時間ではなく、「ここまで写したら終える」と量で区切ると続きやすくなります。できそうな日は、同じ型を1問だけ足します。

追いつけるか不安です。手遅れではありませんか?

不安が強いときほど、一気に取り戻そうとして負担が増えやすいです。まずは「例題1つ」を繰り返して、勉強に戻る入口を安定させます。入口が安定してから、「写す→同じ型を1問→答え合わせ」を少しずつ増やして確認していきましょう。

フリースクールの個別学習で「どう進めるか」をまとめたページもあります。
フリースクールでの勉強はどう進める?

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