不登校×プログラミング|続けやすくするコツと注意点

不登校の期間に、何かを「頑張らせる」話は負担になりやすいと思います。ここでは、プログラミングを無理なく続けるためのコツと、つまずきやすい注意点をまとめます。合うところだけ拾える形にしています。

この記事でわかること(3つ)
・プログラミングが「手応えを得やすい」と言われる理由
・つまずきやすい点と、負担が増えにくい対処
・家での始め方/教室で取り組む場合の違い

手応えがすぐ返ってくる(反応が見える)から続けやすい

プログラミングは、やったことの結果がその場で返ってくる場面が多い学びです(動いた/変わった/エラーが出た、など)。こうした「すぐ返る反応」は、取り組みを続ける意図や学習への関与と結びつく場合があります。

※学習中に適応的な即時フィードバックが得られる環境で、コンピュータサイエンスを続ける意図が高まったという報告があります。

続けやすくするコツ(家庭でも教室でも共通)

続くかどうかは、頑張り方より「始め方・終わり方」で変わることがあります。ツクガクで実践している、負担が増えにくい形をいくつか挙げます。

※全部やる必要はありません。合うものだけで十分です。

  • 短く終われる:区切りがつくところで「今日はここまで」にできる(数分でもOK)。
  • 次にやることが1つ:選択肢を増やしすぎず、迷子になりにくい。
  • 途中で止めても困らない:途中保存やメモが前提で、次回に戻りやすい。
  • 変化が目に見える:画面・音・動きなど、「変わった」が分かりやすい。
  • 難しさを急に上げない:少しずつ増やす(いきなり完成形にしない)。

集中の長さは人それぞれなので、短い時間で終わる日があっても問題ありません。「また戻れる形」を残しておく方が、結果的に続きやすいことがあります。

つまずきやすい点と注意点(よくある5つ)

プログラミングには、つまずきやすいポイントもあります。先に知っておくと、不要に落ち込みにくくなります。

1)難易度が急に上がって、手が止まる

「次が急に難しい」と感じると、取りかかり自体が重くなりやすいです。対処としては、難しい回は“分量を減らす”“例を写して動かすだけにする”など、まず入口を軽くする選択肢があります。

2)エラーが出て、理由が分からない

エラーは普通に起こります。大事なのは「原因を当てる」より、「少しずつ切り分ける」進め方に変えることです。たとえば、直前に変えた部分だけ戻す/動いていた状態を別名保存して残す、などが役に立つことがあります。

3)完璧にやろうとして疲れる

最初から完成形を目指すと、しんどくなりやすいです。途中の「動いた」を積み上げる形の方が合うことがあります。「今日はここまで」を最初から許せる形にしておくと楽です。

4)他人と比べて落ち込む

動画やSNSは上手な例が多く、比べるほど苦しくなりやすい面があります。見る量を増やすより、「短く試す」を繰り返せる形の方が合うことがあります。

5)生活リズムが崩れて、取り組む余力がなくなる

学びの内容以前に、睡眠や食事の乱れで手が出なくなることもあります。学習を増やすより、短く終われて戻りやすい形にしておく方が現実的な場合があります。

(安全面)オンラインでのやりとり・個人情報

オンライン上のコミュニティや募集投稿は便利な一方、個人情報の扱いには注意が必要です。名前・学校・住所が推測できる情報は出さない方が安心です。

向き不向きの目安(決めつけない見立て)

向き不向きは「得意/不得意」より、入口の作り方で変わることがあります。あくまで目安です。

  • 合いやすいことがある:作って試すのが好き/小さい改善を積み上げるのが苦になりにくい/一人で集中する時間があると楽。
  • つまずきやすいことがある:正解が一発で出ないと苦しい/説明を読むことが負担/最初から大きい目標を置いてしまう。

家で始める最短ルート(道具・教材・進め方)

最初は「準備」を増やしすぎない方が続きやすいです。おすすめは“軽く始めて、必要になったら足す”順番です。

  • 進め方:短く試して、区切りで終える。うまくいかない日は「触るだけ」でもOK。
  • 教材:説明が長いものより、手を動かしてすぐ変化が見えるものが合うことがあります。
  • 道具:最初は今あるPCで十分な場合が多いです(重い開発環境は後からでも間に合います)。
  • テーマ:ゲーム/デザイン/自分用ツールなど、本人の関心に近いものが入口になりやすいです。

教室で取り組むと何が違う?(必要なときの選択肢)

家で進められる場合もありますが、教室だと「止まったときに一緒にほどく」「続けやすいペースを作る」「作品を見せる場ができる」などの違いが出ることがあります。負担にならない範囲で、選択肢として検討する形でも十分です。

ツクガクの取り組み(中学生/高校生)については、こちらにまとめています。

在校生・卒業生の声(プログラミングに関する例)

「どんな雰囲気か」「どんな形で取り組んでいるか」は、文章だけだと伝わりにくいことがあります。ツクガクでは、在校生・卒業生の声(ご本人の許可のもと掲載)をまとめています。

※個人の感想で、状況により感じ方は異なります。掲載はご本人の許可をいただいています。

よくある質問(FAQ)

不登校でも、プログラミングは意味がありますか?

意味がある/ないは一律に決まりません。ただ、手応えが返りやすい点や、やり直しが効く点が、合う人には助けになることがあります。

毎日やった方がいいですか?

毎日でなくても問題ないことが多いです。短い時間でも戻りやすい形にしておくと、再開しやすいことがあります。

途中で飽きたら、やった意味がないですか?

飽きること自体は自然に起こります。飽きたら終わりではなく、テーマを変える/分量を減らすなど、負担を増やさずに戻れる形を残しておくと再開しやすいことがあります。

教室に通う必要はありますか?

必須ではありません。家で進む場合もあります。一方で、止まったところを一緒にほどく場があると、取り組みが続きやすくなることもあります。

見学・個別相談(負担が増えない範囲で)

状況に合わせて、通い方や取り組み方を一緒に検討できます。見学や個別相談は、決めるためではなく「判断材料を増やす場」として使う形でも大丈夫です。

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※注記
この記事は一般的な整理です。状況により合う・合わないがあります。心身の不調や医療に関わることは断定できません。困りごとが強い場合は、専門機関への相談も選択肢です。

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