通信制高校単位落とすと就学支援金どうなる?

通信制高校の就学支援金

通信制高校では就学支援金は基本的には全日制高校の年間12万円とは違って、通信制高校では1単位当たり4,812円が受給可能です。

家庭の収入によって違いがあり、これより多く受給できる人、まったく受給できない人がいるので金額については基本的なことだけにさせていただきます。

通信制高校では年間25単位履修することをベースに考えられていて、

4,812×25=120,300円

となり大体年間12万円ということになります。

転校したり編入した方は月割になります。

単位を落とすとどうなる?

通信制高校では1年間で25単位履修し、3年間で卒業するまでに74単位の修得が必要になります。

この74単位分に対して就学支援金が出ます。

例えば、

1年次に25単位、2年次25単位、3年次24単位という予定で履修を組み、3年間で74単位修得して卒業を目指します。

その中で、1年次に国語総合4単位を落とすと、2年次以降にその分をやり直す必要があります。

2年次にやり直すとして、履修予定だった25単位に4単位加算され2年次は29単位履修します。

この分、すべて就学支援金は受給できます。

この時点での就学支援金は

1年次25単位+2年次29単位=54単位

54単位分使ったことになります。

単位を落としていなければ、

25単位+25単位=50単位でしたが、落としたので54単位分就学支援金を受給することになります。

この1年次に落とした4単位分は就学支援金摘要外になります。

3年次の学費の請求が就学支援金が摘要されない4単位分高くなります。

抜け道があるとすれば

抜け道はないか?と聞かれそうなので敢えて書かせていただきますが、入学後の抜け道はまずありません。

あるとすれば、自分の実力でしっかり卒業できそうな学校を選ぶことくらいです。

ありがちな例をいくつか挙げると

文字を書くのが苦手な人の場合

文字を書くのが苦手なのにレポートがすべて紙で提出する学校が近いからと選んでしまって卒業が遅れる。

レポートはパソコンで提出だからと選んだら、全部タッチペンで手書きだった。

十分確認して卒業しやすい学校を選びましょう。

ツクガクも卒業しやすいはずです。

学習全般が苦手な人の場合

数学が苦手だから、高校の学習で克服したい。

1年目からしっかり数学I、数学Aをがんばるぞ!

気持ちはわかりますが、2年目から履修してもいいんです。

1年目は中学までの復習に力を入れて2年に備えましょう。

本来ちゃんとできるはずの子が実力もつかず辛い思いをすることがありますので、プライドは捨てて初心に帰って学習すれば先生方もサポートしてくれます。中学の復習も相談に乗ってくれます。

単位を落としそうなときは先生に相談

もし単位を落としそうなときは早めに先生に相談しましょう。

締切の1週間前では先生もどうしようもないかもしれませんので、ギリギリではなくなるべく早い段階で「これは。。いかん。落とすかも。。?」と思った段階で先生に相談しましょう。

いい成績は取れないかもしれませんが、落とさない策を講じてくれることがあります。

なのでツクガクで単位を落とした子は今のところいなかったりします?(2018年3月現在)

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