ディスレクシアに配慮した通信制高校の学び方(レポート提出の進め方)

文字の読み書きが苦手だと、通信制高校の学習で「レポート提出」が大きな負担になることがあります。
ただ、学校やサポートの仕組みによっては、提出方法をPC入力に変えるだけで続けやすさが大きく変わります。この記事では、入学前に確認したいポイントを整理します。

※この記事は教育・学習支援の観点から作成しています。医療的な診断・治療の代替を目的とするものではありません。必要に応じて専門機関へご相談ください。

ディスレクシアとは

ディスレクシアは、知的な遅れがあるわけでも、努力不足でもないのに、文字の「読む」「書く」だけが極端に難しく感じやすい特性(発達性読み書き障害)です。困り方は人によって違い、読むの負担が強い人もいれば、書く負担が強い人もいます。

電子教科書の利用や、レポート提出をPC入力にできると、学びが続けやすくなることがあります。

つくば高等学院でも、これまでにディスレクシアの生徒と関わってきました。
一人ひとりで困りごとは違いますが、皆それぞれに工夫しながら学びを続けています。

「書くのが苦手」「読むのがつらい」…それでも学べる環境があります

書くことが苦手でも、読むことは拡大すれば進められる――。
そんな生徒の中には、自分でレポートを仕上げたり、アルバイトを続けたりしている子もいます。

大事なのは「苦手を消すこと」ではなく、止まりやすい工程を、別のやり方に置き換えることです。自分に合う方法が見つかると、学習内容そのものに力を使いやすくなります。

実際に、つくば高等学院で高校生活を送りながら、単位を修得して卒業につながっている生徒もいます。背景には、レポート提出をPC入力で進められる通信制高校と連携できるなど、提出の仕組み面での相性があります。

すべての通信制高校が「デジタル提出可」とは限りません

通信制高校の中には、レポート(添削課題)の提出を手書き前提としている学校もあります。
入学後に「書くのがつらい」「提出が進まない」となってしまうと、学校生活そのものが苦しくなることがあります。

だからこそ、入学前に提出のやり方を確認しておくことが重要です。

つくば高等学院にディスレクシアの相談が集まる理由

つくば高等学院には、ITやプログラミングに興味のある生徒が多く集まります。
その中には、読み書きに苦手を感じるディスレクシアの生徒も少なくありません。

「ITで補える」とすでに知っている人もいれば、使っていく中で「これなら進められる」と気づく人もいます。
たとえば、PCで入力してレポートを作成する、読み上げで教科書を“聞く”など、やり方を変えるだけで前に進む場面があります。

理由1:PC入力でレポートを提出できる通信制高校と連携できる

つくば高等学院は、キーボードやタブレットで入力してレポートを提出できる通信制高校と連携しています。
そのため、手書きの負担が大きい場合でも、本人が取り組める形で課題を進めやすくなります。

入力に慣れることは、単位修得だけでなく、その後の進学・仕事にも役立ちます。ワープロ検定などの練習を通して、少しずつ入力を身につけていくこともできます(※希望制)。

理由2:電子教科書・読み上げで「読む負担」を下げられる

教科書の文字を読むのがつらい場合、電子教科書やPDFの活用で負担を下げられることがあります。
読み上げ(音声)に切り替えたり、拡大したり、検索できる形にすると、必要な範囲だけ進めやすくなります。

ディスレクシアの診断がある場合は、AccessReadingによるテキストデータの利用が可能なケースもあります(制度・要件は変更されることがあります)。

飯島
飯島

レポートに取り組むときは、検索機能がとても役に立ちます。必要な語句だけ探せると、読む量が減って進めやすくなります。

ディスレクシア以外にも|ICT活用の学習支援

「読む・書く・計算」など、より広いICT活用の工夫はこちらにまとめています。
ディスレクシア以外の支援例も紹介しています。

入学前に確認したい3点

  1. レポートは「手書きだけ」か「PC入力OK」か
  2. 提出形式(フォーム/PDF/郵送など)と締切の運用
  3. 遅れそうなとき、相談できる窓口と手順があるか

よくある質問(FAQ)

Q1. 読み書きが苦手でも、通信制高校の学習は続けられますか?
A. 続けられるケースは多いです。鍵になるのは「提出のやり方」と「遅れそうな時の相談手順」です。

Q2. レポートは手書き必須ですか?
A. 学校によって違います。入学前に「PC入力が可能か」「提出形式」を必ず確認してください。

Q3. 相談するとき、何を伝えれば話が早いですか?
A. 「どの作業が特に負担か(読む/書く/締切管理など)」「提出がどこで止まりやすいか」を教えてください。そこから具体的な進め方を組み立てます。

まとめ

読み書きに苦手があっても、それを理由に学ぶことをあきらめる必要はありません。
提出方法や道具を変えることで、続けやすさが変わることがあります。

通信制高校は学校ごとに、レポート提出の仕組みが異なります。入学前に「PC入力が可能か」「提出形式と締切の運用」「遅れそうな時の相談手順」を確認しておくと安心です。

つくば高等学院では、ディスレクシアを含めた読み書きの負担がある生徒の相談を伺い、学びと提出が止まらない形を一緒に作ります(見学・個別相談は予約制)。

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注記(共通)

※医療・診断に関する断定は行いません。必要に応じて専門機関へご相談ください。
※出席の扱いは在籍校の判断で異なる場合があります。
※補助制度は年度・要件で変更される可能性があります。