フリースクールで勉強はできる?勉強しない日があっても大丈夫?
学校に行きづらい時期が続くと、「勉強が止まるのでは」と不安になることがあります。
フリースクールでも勉強はできます。ただし、学校と同じように、毎日同じ時間割で一斉に進むとは限りません。本人の状態に合わせて、学校の課題、基礎学習、学び直し、調べ学習、制作活動などを組み合わせながら進めることがあります。
このページでは、小・中学生の保護者の方に向けて、フリースクールで勉強はできるのか、勉強しない日があってもよいのか、学習を再開するときに何から始めればよいのかを整理します。
つくば高等学院の小・中学生向けフリースクール全体については、つくば市のフリースクール|小・中学生の居場所と学び もご覧ください。
- 結論|フリースクールでも勉強はできます。ただし進め方は学校と同じではありません
- まず整理|フリースクールでの勉強には3つの目的があります
- 勉強しない日があっても大丈夫ですか?
- 勉強しない日を「放置」にしないための見方
- 勉強を再開する5段階
- 学校の課題や提出物はどう考えますか?
- 基礎学習・学び直しはどこから始めますか?
- 手書きが負担な場合は、パソコンやICTを使う方法もあります
- IT・プログラミング・制作も学びの入口になります
- 発達特性が気になる場合の学習の進め方
- 週1回・短時間でも学習につながりますか?
- 出席扱いと勉強は分けて考えます
- つくば高等学院では、学習をどう考えていますか?
- 見学・個別相談で確認できること
- よくある質問
- つくば市で小・中学生のフリースクールを探している方へ
- お問い合わせ
- 関連ページ
- 注記
結論|フリースクールでも勉強はできます。ただし進め方は学校と同じではありません
フリースクールは、学校とは別の場で、学び方や過ごし方を柔軟に組み立てられる場所です。勉強を進めたい場合も、一斉授業のように同じ内容を同じペースで進めるより、その子の状態に合わせて負担を下げる形になりやすいです。
学校に行けない状態が続いているときは、「勉強しなければ」と思うほど、かえって動きにくくなることがあります。そのため、最初から学習量を増やすのではなく、短い時間、少ない量、取り組みやすい内容から再開することが大切です。
まず整理|フリースクールでの勉強には3つの目的があります
「勉強」と一言で言っても、目的が違うと進め方も変わります。まずは、今どの目的を優先するのかを分けて考えると整理しやすくなります。
| 目的 | 内容の例 | 最初の一歩 |
|---|---|---|
| 基礎を戻す | 計算、漢字、英単語、読解などの学び直し | 10分、1問、1ページなど小さく始める |
| 学校の課題に取り組む | ワーク、プリント、提出物、レポートなど | 全部ではなく、提出しやすい部分から確認する |
| 進路や受験に備える | 高校進学、面接、作文、基礎問題、受験勉強など | 今の学力と目標を分けて整理する |
先に目的を分けると、「今日は何をすればよいか」が軽くなります。全部を一度に戻そうとするより、今必要なところから始める方が続きやすくなります。
勉強しない日があっても大丈夫ですか?
勉強しない日があっても大丈夫です。
ただし、「何もしなくてもよい」という意味ではありません。勉強ができない日でも、生活のリズムを保つ、家以外の場所に行く、読書をする、制作をする、人と少し話すなど、次の学びにつながる動きがあるかを見ることが大切です。
学校に行きづらい時期は、勉強以前に、外に出ること、人のいる場にいること、予定に合わせて動くこと自体が大きな負担になる場合があります。その土台が少し整ってから、学習に向かいやすくなることもあります。
勉強しない日を「放置」にしないための見方
勉強しない日があっても、次のどれかができていれば、学びの土台として意味がある場合があります。
- 決まった時間に起きる、食べる、外に出るなど、生活の軸が少し保てている
- 読書、会話、制作、調べもの、運動など、勉強以外の活動がある
- 教室に来る、短時間だけ過ごすなど、外とのつながりが切れていない
- 「次に何をするか」を本人と大人が共有できている
逆に不安が大きいのは、「何もできない日が長く続く」「本人も保護者も焦りだけが増える」「勉強の話になると親子でぶつかる」という状態です。その場合は、量を増やすより、一番軽い形で再開する方が現実的です。
勉強を再開する5段階
勉強を再開するときは、いきなり以前の量に戻す必要はありません。次のように段階を分けると、無理が出にくくなります。
| 段階 | 目標 | 例 |
|---|---|---|
| 1 | 机に向かわず学びに触れる | 読書、動画で調べる、会話する、図鑑を見る |
| 2 | 短時間だけ取り組む | 10分だけ、1問だけ、英単語5つだけ |
| 3 | 学校の課題に少し触れる | 提出物を確認する、できるページだけ進める |
| 4 | 基礎学習を戻す | 計算、漢字、英語、読解を短く続ける |
| 5 | 進路や受験に向けて整理する | 目標校、必要な学習、面接・作文の準備を考える |
大切なのは、今どの段階にいるかを見誤らないことです。段階1の状態のときに、いきなり段階5を求めると、本人も保護者も苦しくなりやすくなります。
学校の課題や提出物はどう考えますか?
学校の課題や提出物は、全部を完璧に終わらせることだけを目標にすると、負担が大きくなることがあります。まずは、何が出ているのか、提出期限はいつか、どこまでなら取り組めそうかを分けて確認します。
- 提出物の一覧を確認する
- 優先順位をつける
- できそうな部分だけ先に進める
- 分からないところは印をつける
- 必要に応じて、在籍校に提出方法や範囲を確認する
提出物は、学習面だけでなく、学校とのつながりを保つ材料になることもあります。ただし、無理に全部を抱えるのではなく、今できる形に分けることが大切です。
基礎学習・学び直しはどこから始めますか?
学び直しは、学年にこだわりすぎない方が進めやすいことがあります。中学生でも小学校内容に戻る場合がありますし、小学生でも得意な分野は先に進むことがあります。
大切なのは、できないところを責めることではなく、どこからなら分かるかを見つけることです。分かるところから始めると、少しずつ「できた」が戻りやすくなります。
- 計算は、正確にできるところまで戻る
- 漢字や英単語は、量を減らして短く続ける
- 文章読解は、短い文章から始める
- 理科や社会は、興味のある単元から調べる
手書きが負担な場合は、パソコンやICTを使う方法もあります
手書きが苦手、書くと疲れやすい、考える前に文字を書くことで止まってしまう場合は、パソコン、タブレット、音声入力などを使うことで進みやすくなることがあります。
- 先にキーボードで打ち込み、あとで必要な形に整える
- 要点を箇条書きにしてから文章にする
- 調べ学習をスライドや資料づくりにつなげる
- 音声入力や読み上げを必要に応じて使う
学校提出物は、紙での提出や形式の指定がある場合もあります。必要に応じて、在籍校に確認しながら進めます。
読み書きの負担がある場合の工夫は、読み書きの負担がある場合のICTの工夫 も参考になります。
IT・プログラミング・制作も学びの入口になります
勉強にすぐ向かいにくい場合でも、パソコン、プログラミング、電子工作、デジタル制作などが学びの入口になることがあります。作る、試す、調べる、直す、発表するという活動は、教科学習とは違う形で考える力につながります。
たとえば、ゲームを少し変えてみる、ブレッドボードでLEDを光らせる、調べたことをスライドにする、画像や動画を作るといった活動も、学びの一部として考えられます。
つくば高等学院でのIT・プログラミングの取り組みについては、つくば市でプログラミング・ITに取り組める小・中学生のフリースクール をご覧ください。
発達特性が気になる場合の学習の進め方
発達特性が気になる場合、勉強が苦手というより、進め方が合っていないことがあります。音や人の多さで疲れやすい、予定変更が苦手、読み書きに負担がある、手順が多いと混乱しやすいなど、つまずく理由は一人ひとり違います。
その場合は、学習量を増やす前に、情報量を減らす、手順を分ける、書く量を減らす、見通しを先に示す、休憩を入れるなど、取り組み方を調整することが大切です。
発達特性が気になる場合の通い方や学習の進め方は、発達特性が気になる中学生の通い方・学習の進め方 にまとめています。
週1回・短時間でも学習につながりますか?
週1回や短時間でも、学習につながる場合があります。大切なのは、短い時間の中で何をするかを決めすぎないことです。教室に来る、課題を確認する、1問だけ解く、調べものをする、制作をするなど、その日の状態に合わせて小さく進めます。
週1回からの通い方については、フリースクールは週1回でも意味がありますか? もご覧ください。
出席扱いと勉強は分けて考えます
フリースクールで勉強したかどうかと、学校で出席扱いになるかどうかは、同じではありません。出席扱いは在籍校の判断によって異なります。活動内容や利用日数が、そのまま学校の出席日数として扱われるとは限りません。
学校に確認するときは、フリースクールでの利用日数、活動内容、学習内容、報告の形などを整理しておくと話しやすくなります。
制度面については、フリースクールの出席扱い|学校への確認ポイント をご覧ください。
つくば高等学院では、学習をどう考えていますか?
つくば高等学院では、勉強を「やるか、やらないか」だけで判断しません。まずは、本人の状態、通える回数、学校との関係、学習への負担感を確認しながら、続けやすい形を考えます。
学校の課題や基礎学習に取り組む日もあれば、パソコン、制作、調べ学習、読書などを入口にする日もあります。最初から長時間の学習を目標にするのではなく、学びに戻れる道筋を作ることを大切にします。
- 学校の課題や提出物の整理
- 基礎学習・学び直し
- 調べ学習や資料づくり
- パソコン、プログラミング、デジタル制作
- 高校進学や進路に向けた相談
- 保護者の方だけでの相談
小・中学生の通い方、費用、見学の流れは、つくば市のフリースクール|小・中学生の居場所と学び にまとめています。
見学・個別相談で確認できること
見学・個別相談では、現在の状態を伺いながら、学習をどのように再開するか、学校の課題をどう扱うか、通い方をどう考えるかを一緒に整理できます。
- 学校の課題や提出物をどう進めるか
- 基礎学習をどこから戻すか
- 週1回・短時間から始められるか
- 勉強しない日をどう考えるか
- 発達特性や読み書きの負担にどう配慮するか
- IT・制作を学びの入口にできるか
- 出席扱いについて学校に何を確認するか
- 保護者だけで相談できるか
よくある質問
Q. フリースクールでも受験勉強はできますか?
A. できます。ただし、最初から受験勉強だけを前面に出すより、基礎学習、学校の課題、現在の状態を整理しながら進める方が合う場合があります。
Q. 勉強しない日が続くと遅れませんか?
A. 不安は自然です。ただ、量を増やすだけでは続かないことがあります。10分、1問、課題の確認だけなど、軽い形で再開することが大切です。
Q. 学校の課題は見てもらえますか?
A. 必要な範囲で相談できます。提出物の一覧、期限、取り組めそうな部分を分けて確認します。
Q. パソコンが苦手でも大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。必要な範囲から進め方を一緒に決めます。無理に使う必要はありません。
Q. 手書きが苦手でも勉強できますか?
A. できます。パソコン入力、箇条書き、音声入力、読み上げなど、負担を下げる方法を相談できます。ただし、学校提出物の形式は在籍校への確認が必要な場合があります。
Q. 保護者だけでも相談できますか?
A. はい。本人がまだ見学に来られない段階でも、保護者の方だけで相談できます。学習の不安、通い方、学校との関係を整理するところから始められます。
つくば市で小・中学生のフリースクールを探している方へ
このページでは、フリースクールでの勉強や学習支援についてまとめました。全体の通い方、対象学年、費用、見学の流れを確認したい方は、つくば市のフリースクール|小・中学生の居場所と学び をご覧ください。
お問い合わせ
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- 学費・費用の案内
- 読み書きの負担がある場合のICTの工夫
注記
- 学習支援の内容は、本人の状態、通い方、学年、教室の状況によって変わる場合があります。
- 学校の課題や提出物の扱いは、在籍校の方針や指定によって異なる場合があります。
- 出席扱いは在籍校の判断により異なります。利用日数や活動内容が、必ずそのまま学校の出席日数として扱われるとは限りません。
- 医療・診断・治療に関する内容は断定せず、必要に応じて医療機関や専門機関にもご相談ください。



