フリースクールでの勉強は、いわゆる「一斉授業」よりも、個別学習が中心になることが多いです。学年や学校の進度を無理に追いかけるのではなく、今の理解に合うところから始められます。
この記事で分かること
- フリースクールでの勉強は、具体的に何をするのか
- 「今のレベル」から進めるときの考え方と手順
- 見学前に確認しておくと安心なポイント
先に結論:個別学習は「今できる所」から始められます
個別学習の良さは、学年ではなく理解の位置に合わせて進められる点です。
「ここまでは分かる」「ここから先が重い」を確かめて、教材と量を合わせます。
続きやすさは、やる気よりもやる量と区切り方で決まることが多いです。

フリースクールでの勉強は何をする?(よくある流れ)
1)今の位置を確かめる(テストではなく、出発点づくり)
最初に、今の状態に合うところを短い範囲で確かめます。
最初は数学なら計算を数問、英語なら基本単語を少し、国語なら短い文章を一段落だけ、などからスタート。目的は評価ではなく、継続できるようにすることです。
つくば高等学院では、進め方は一つではありません。
最初にやさしい所から始める子もいれば、あえて少し難しい問題に挑戦して、分からなかった所を手がかりに「どこに戻るか」「どこまで進めるか」を決める子もいます。
個別学習では、こうした戻ったり進んだりの進め方も含めて、その子に合う形を一緒に作れます。
家で始めるときの「最初の一歩」は、別記事で具体的にまとめています。
→ 不登校の勉強、何から始める?(最初は「例題1つ」から)
2)教材と量を合わせる(“全部やる”を前提にしない)
個別学習は「ここまでやるべき」を増やすより、今日はここまででも十分を先に決められる方が続きます。問題を1問やる日もあれば、写して終える日があっても大丈夫です。
大切なのは、少しでも手を動かした日を「前に進んだ日」として扱えることです。
3)進め方を決める(迷いが出にくい順番にする)
個別学習は、毎回のゴールを「選べる」形にすると続きやすくなります。例えば次の3つです。
- 写して終える:見本を写して、今日はここまでで区切る
- 1問だけやる:同じ型を1問だけ試して終える
- 確認までやる:答え合わせをして、直す所を1つだけ決める
どれを選んでも「前に進んだ日」です。毎回のゴールを先に決めると、取りかかりやすくなります。
4)学校の課題や提出物を扱う(必要がある場合)
在籍校のプリントやワーク、提出物がある場合は、それを一緒に進める形もあります。
どこまで対応するかは運営ごとに違うため、見学時に「課題の扱い方」を確認できると安心です。
続けやすくするための工夫(やり方は選べます)
工夫1:区切りを先に決める(短く終えてもOK)
「今日はここまで」と区切りがあると、始めやすいことがあります。
1ページ全部ではなく、例題だけ/ここまでの段落だけ、など小さめに区切って終えても大丈夫です。
工夫2:直す所を増やしすぎない
間違いが出ても、全部を一気に直そうとしなくて大丈夫です。
その日は「ここだけ分かった」で区切って、次回につなげる形も選べます。
工夫3:次にやる場所を1つだけ決めて終える(決めなくてもOK)
余裕がある日は、「次はここから」を1つだけ決めておくと再開しやすくなります。
決められない日は、そこで終えても問題ありません。
見学前に確認しておくと安心なこと
- 学習の進め方:毎回の順番、量の決め方、声かけの方針
- 教材:学校のワーク/市販教材/プリントなど、何を使うか
- つまずき対応:分からない所をどう見つけ、どう説明するか
- 通い方:週1・短時間など、続けやすい形があるか
よくある質問(FAQ)
Q. 週1でも意味はありますか?
週1でも「今の位置を確かめる」「次にやる内容を決める」「家でやる量を決める」だけで前に進むことがあります。
体調や状況に合わせて、短時間から始められるかを確認できると安心です。
Q. 小学校内容からやり直したいのですが、大丈夫ですか?
大丈夫です。学年ではなく「単元」で戻り先を決めると、必要な所から始められます。
最初は量を増やさず、短く終えられる範囲から始めるのがおすすめです。


