朝に起きられない日が続くと、家庭の予定も学校とのやり取りも、毎日が不安定になりがちです。
一方で、朝が難しい理由は一つに決められないことも多く、「根本原因探し」から始めると動けなくなることがあります。
このページでは、まず確認したいポイントを整理し、学校以外の選択肢も含めて“現実的に進む順番”をまとめます。
結論:最初に決めたい1つは「動ける時間帯」を基準にすること
最初に決めたいのは、「何時に起きるか」ではなく、その子が動き出しやすい時間帯です。
10時、12時、夕方など、動ける時間が分かると、家庭の段取りも学校への伝え方も、選べる選択肢も一気に現実的になります。
- 午前は難しいが、昼なら動ける日がある
- 夕方は比較的落ち着く
- 曜日や天気で波がある
今日できること:朝を「時刻」ではなく「合図」で始める(3つ)
1)朝の開始は「時刻」ではなく「合図」を1つ決める
「○時に起きる」は、できない日が続くと毎朝の判定が厳しくなります。最初は、朝の開始を知らせる“合図”を1つだけにして、家の中の流れを作るほうが進めやすいです。
- カーテンを少し開ける
- ベッドから出て椅子に座る
- 飲み物を一口飲む
- 部屋の外に一歩出る(トイレでもOK)
合図ができた日は、それで十分です。できない日があっても珍しくありません。次の段階(身支度・外出など)は、動ける時間帯に合わせて、できる日から少しずつ足していけば大丈夫です。
2)「動ける時間帯」をメモして、家の予定をそこに寄せる
1週間だけで良いので、起きた時刻ではなく「動けた時刻」をメモします(ざっくりで十分です)。その時間帯に、やることを1つだけ置くと回り始めます。
- 昼に動ける → 昼に食事/学習/外出を1つだけ
- 夕方に動ける → 夕方に相談電話/短時間の外出など
3)学校連絡は「短文テンプレ」を1つに固定する
朝に判断が必要なことが増えるほど、家庭の負担が上がります。学校への連絡は、短文テンプレを1つにして迷う時間を減らします。
(連絡テンプレ例)
「本日はお休みします。状況は家庭で把握しています。必要があれば折り返します。」
連絡方法(電話/フォーム等)や連絡先(担任/学年/支援担当)も、学校に確認できると安心です。
今週/少し先:学校側と“基準”を共有しておく
今週やることは、原因の断定ではなく、事実(動ける時間帯)を共有して手続きを進めることです。
- 出席の扱い:何が出席・欠席扱いになるか(学校の判断で異なります)
- 提出物・評価・締切:全部を同時に守らず、優先順位を確認
- 代替手段:別室・午後登校・オンライン等の可否
不安の回収:「朝が無理=詰み」ではありません
朝が難しい状態が続くと、「このまま進路が決まらないのでは」と焦りやすくなります。ですが、先に決めるべきは結論ではなく、進められる基準(動ける時間帯)です。基準ができると、家庭の段取りも、学校との調整も、“できる形”が見えやすくなります。
学校以外の選択肢:登校時刻を固定しない学び方が合うこともある
朝が難しい場合、登校時刻が固定されない・通い方を調整できる学び方が合うことがあります。目標は「毎日通う」を先に置くのではなく、続けられる形を作ることです。
- 週1・短時間から始める
- 午前が難しいなら、午後中心で考える
- 少人数・落ち着いた環境から慣らす
よくある質問(FAQ)
Q. まず何から始めればいいですか?
「何時に起きるか」ではなく、「何時なら動ける日があるか」をメモするのが第一歩です。次に、その時間帯に合わせて家庭の段取りを置くと進めやすくなります。
Q. 学校への伝え方はどうすればいいですか?
原因の説明より、事実ベース(午前が難しい日がある/動ける時間帯がある)で共有すると話が進みやすいです。出席の扱い、提出物、締切の優先順位も合わせて確認できると安心です。
次の一歩(迷ったらここから)
朝が難しい状況は、言葉にしづらいこともあります。見学・個別相談では、今の生活リズムをそのまま共有し、無理のない通い方を一緒に確認できます。
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注記(大切なお知らせ)
- 医療や診断に関わる内容は、個別状況で異なるため断定しません。気になることがある場合は、医療機関等への相談も選択肢です。
- 出席の扱い(出席扱い・欠席扱い等)は、在籍校の判断で異なります。
- 補助制度や助成は、年度・要件により変更される可能性があります。

