発達障害の生徒を個別に支援
つくば高等学院は、発達特性(発達障害・グレーゾーンを含む)により学習に困難を感じる生徒を、個別に支えながら高校卒業まで伴走しています。
ここで言うITは、プログラミングの話ではありません。提出・締切・読み書き・手順の負担を下げる「道具」として使います。
まずは個別入学相談で状況を整理します(保護者のみでも可)
「うちの子に合うか」「レポートが出せるか」「通学のペース」など、入学前の不安は文章だけでは判断しにくいと思います。個別相談では、状況を伺いながら続けられる形を一緒に整理します(相談だけでも可・入学前提ではありません)。
申込・連絡先
発達特性で起こりやすい「つまずき」は人それぞれです
よくある困りごとは、学力そのものよりも「運用」で起きることが多いです。
こんなお悩みが多いです
- 集団が苦手で、学校に行くだけで消耗してしまう
- 締切管理が難しく、レポートが溜まりやすい
- 読み書きに時間がかかり、勉強が進まない(ディスレクシア等)
- 勉強の手順が見えない/途中で止まってしまう
- 「できない」が続き、自信が落ちてしまった
診断の有無は問いません(グレーゾーン含む)
診断の有無よりも、今の困りごとと希望(卒業/進学/生活の整え方)を確認します。
WISCなどの検査結果がある場合は、可能な範囲で共有いただくと進め方を考えやすくなります(※医療行為ではありません)。
通信制高校の学習は「レポート提出」が要です(だから“仕組み”で支えます)
発達特性があっても、通信制高校のレポート・テスト等の要件は基本的に同じです。だからこそ、つくば高等学院では「頑張れ」ではなく、提出までの流れを仕組みにすることを重視します。
まずは「どこで止まるか」を分解します
- 読む
- 書く
- 探す
- まとめる
- 提出する
止まるポイントが分かれば、対策は作れます。
ご家庭へのお願いは「頑張って管理」ではありません
ご家庭の状況に合わせて、無理のない範囲での協力方法を一緒に整理します。家庭だけに背負わせない進め方を考えます。
発達特性こそ、ITを「学習の道具」として使ってほしい
ITは「できる子のため」ではなく、困りごとを回すための道具です。道具が合うと、「やる気」ではなく「やれる状態」に近づきます。
例:困りごと → 道具で負担を下げる
- 締切が苦手 → チェックリスト化+リマインド
- 読むのが苦手 → 読み上げ+検索できる形式
- 書くのが苦手 → PC入力+テンプレ
書くことが苦手な場合(入力で提出できる形へ)
- PC入力でレポート作成(慣れていない生徒は段階的に練習)
- 文章を書くときは、箇条書き、単語→短い文で組み立てる
- 書き始めで止まる場合は、書きやすくなる質問を投げて内容を引き出します
読むことが苦手な場合(読み上げ・検索で負担を下げる)
- 読み上げ(音声)で情報を入れる
- テキスト化(電子データ化)して検索できる形にする
- 目の疲れが強い生徒は、分割・休憩の入れ方も設計
ディスレクシア対応の詳しい説明:

検定と進路|「できた」を見える形にする
発達特性の有無にかかわらず、やり方が合えば積み上がります。検定は学習の練習にもなり、合格は進学・就職の材料にもなります。
教室で受けられる検定(例)
進路(未来を選べる状態を作る)
よくある質問(FAQ)と、最後のご案内
Q1. 診断がなくても相談できますか?
A. 可能です。診断名よりも「今の困りごと」と「希望」を伺って整理します。
Q2. 保護者だけで相談できますか?
A. 可能です。まずは保護者の方から状況を伺い、必要な確認事項を整理します。
Q3. レポート提出が不安です。締切に遅れがちでも大丈夫ですか?
A. 「どこで止まるか」を分解し、提出までの手順を一緒に作ります。溜めない運用に整えます。
Q4. 読み書きが苦手(ディスレクシア等)でも卒業できますか?
A. 提出方法や道具の使い方で負担は大きく変わります。PC入力、読み上げ、検索などを組み合わせます。
Q5. パソコンが得意ではありません。家にPCがなくても大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。段階的に慣れる形を作ります。必要な環境づくりも相談しながら進めます。
Q6. 3年で卒業できない場合はどうなりますか?
A. 生徒の状況により、4年・5年での卒業を含めて現実的な計画を提案します。
ここまで読んで「うちも当てはまるかも」と感じた方へ
個別相談で状況を整理してください(保護者のみでも可です)。





