生徒が挑んだ、日本ゲーム大賞U18部門!
プログラミングに取り組んでいる生徒たちが、日本ゲーム大賞U18部門に参加しました。
当校では、プログラミングに興味のある生徒の割合が多く、生徒たちは高校生活の中で、段階に応じて基礎から応用まで幅広いプログラミング技術を身につけています。
その中で、この春はゲームプログラミングやゲームの製作に高い関心を持つ4名の生徒が日本ゲーム大賞U18部門に参加しました。
日本ゲーム大賞は、日本を代表するゲーム開発者が選ぶ、最も優れたコンピュータゲームを表彰する国内最大級のイベントで、日本ゲーム大賞U18部門はその18歳未満の部に当たります。
生徒たちは、このような大会に参加することで、自分たちがこれまで学んできたプログラミングの技術を実践し、より高いレベルのゲーム開発に挑戦することができます。
ゲームプログラミングのコンテストは締め切りが設けられているため、時間との戦いでもあります。時間と戦いながら、プログラミング能力を高めることができます。
自分自身の能力限界を何度も超える経験は、将来社会人として必要なスキルを身につける上でも非常に重要です。加えて、コンテストへの参加によって、プログラミングのみならず、プロジェクトマネジメントなど、多くのスキルを総合的に学ぶことができます。
そのため、日本ゲーム大賞への参加は、生徒たちにとって非常に有意義な経験になると考えています。
生徒たちのゲーム制作に向けた準備
生徒たちはそれぞれ、個人参加となりました。
使用したプログラミング言語は主にHSP3、ゲーム制作ツールを使った生徒もいます。
指導やサポートの内容としては個別にコードのレビューを行い、課題や問題点を共有しながら解決することをメインとしました。
また、ゲーム制作に必要なアセット作成のためのグラフィックソフトの使い方や、デバッグの方法についてサポートも行いました。
生徒たちはシューティングゲームやパズルゲーム、スカッシュゲーム要素のあるオリジナルゲームなど自分のアイディアを具現化しました。
ゲーム制作のプロセスについて
生徒たちがゲーム制作に取り組んだ期間は1月からの約3か月間。
最初はテーマ決めから始め、次にゲームデザインを練り上げました。その後、プログラミングやグラフィック制作などを行い、最終的に完成した作品を提出しました。
プログラミングは、主にHSP3を使ってプログラムを作成しました。プログラムに必要な画像素材などは、ほとんどグラフィックソフトを使い自作していました。
私やスタッフは生徒たちが自分たちで問題に直面して解決できるように、フィードバックやアドバイスを提供しました。生徒たちが自分たちで課題を解決できるよう、あえて問題を提示して、どうすれば解決できるかを一緒に考えることもありました。
日本ゲーム大賞U18部門への出展
日本ゲーム大賞U18部門への出展は、生徒たちにとって大きな成果と経験となりました。大会では、他校からも多くの優れた作品が出展されます。生徒たちは同年代が作った様々なジャンルやスタイルのゲームを必ず見て刺激を受け、ゲーム制作に取り組む上での新たな視点やアイデアを得ることになるでしょう。
さらに、自分たちの作品が他校の作品と比べてどのような点が優れていたのか、どのような点が改善すべきだったのかを知ることができ、今後のゲーム制作に生かすことができるようになるでしょう。
ゲームプログラミングに取り組む中で感じたことや課題
ゲームプログラミングに取り組む中で、生徒たちは様々な課題や想いを抱えました。中でも、プログラムのエラー発生や開発時間の不足などが最も大きな課題でした。また、細かいデザインの部分やゲームバランスの調整など、ゲーム制作に必要なスキルの幅広さにも気づきました。
しかし、それらの課題を克服するために、生徒たちは先輩やスタッフにサポートを求めたり、生徒同士で相互に助け合い、自分自身で学び、試行錯誤することで、徐々に成長していきました。
また、ゲーム制作を通じて、自分のアイデアや想像力を形にすることができたことに大きな喜びを感じているようでした。
今後、より多くの人に自分たちの作品を見てもらえるよう、また、より良いゲームを作るために、より効率的な開発プロセスや技術の習得にも取り組んでいきたいと思います。
最後に
今回のゲームプログラミングに取り組む中で、生徒たちは自分たちの可能性に気付き、大きな成長を遂げました。今後も新たな技術や手法に挑戦し、更なる飛躍を目指していってほしいと思います。
コンテストへの出展を通じて、この経験を今後に生かし、より多くの人々に自分たちの作品を届けていけるよう、取り組みを続けていきます。
ゲームプログラミングは、未来の産業に欠かせない技術だと考えています。生徒たちは今回の取り組みを通じ、プログラミングの楽しさや重要性を再認識できたと思います。
今後も、この分野で活躍する人材の育成に取り組み、社会に貢献していきたいところです。
春休み中ということもあって画像が出そろわずすみません(;^_^A