イーアスつくば内で医療や福祉分野で活躍するロボットなどが展示されているサイバーダインスタジオの見学に行ってきました。
時代を飾ったロボット
展示エリアには昭和、平成を駆け抜けたロボットたちが展示されていました。
左から2番目のファミコンは昭和を代表するテレビゲーム機、私もだいぶお世話になりました。そして、左端のロボット、これ、持っていましたよ。
どこかのおもちゃ屋さんの閉店セールか何かでソフトとセットで1000円くらいで売れ残っていたんです。
たしか、ファミコンとつないで何かするはずだったんですが、テレビの映りが悪すぎてちゃんと動かずふいに左や右に向いてなんだかわからないまま箪笥の肥やしに、そのあとどこに行ったかは不明(;^_^A
右のほうにはアイボもあったり、時代を懐かしめました。
他のケースにはからくり人形が展示されていました。どう考えても技術力では群を抜いている気がします。なんせ、バッテリーありませんし、モーターはおろか、コンピュータも入っていません。
生徒たちと、今ならおそらく3Dプリンタとかで部品作って組み立てるんだろうけど、設計図はCADはおろか、今のような製図道具もなく筆で書き、木や竹をうまいことしてロボットを作ってしまったって考えると昔の人は凄いね。今、飯塚伊賀七とかが生きていたらどうなってただろうね。なんて、話で盛り上がりました。
さて、ここまでは展示室。現地集合の生徒と待ち合わせている間でまだ何もしていないも同然です。
サイバーダインスタジオ見学スタート
案内人の方にサイバーダインのロボット HAL®の意味をクイズ形式で伺いました。
みんないろいろと想像を膨らませて、バンバン答えていましたがなかなか難しいですね。
Hybrid Assistive Limb®、身体機能を改善・補助・拡張・再生することができる、サイボーグ型ロボットを指しています。
みんな興味津々の状態で、使われている現場の映像や未来の展望をムービーで見せていただきました。
ロボットスーツHAL®
ロボットスーツは医療だけでなく、重いものを持ち上げたりするのにも役に立つそうで、飛行場での荷物運にもすでに導入されて活躍しています。
こんな風にLimbをアシストしています。この場合は腰ですね。
今回、医療福祉の現場で使われなくなったロボットスーツを体験させていただきました。このロボットスーツ自体は本当は足に着けるものなのですが、われわれが体験するには十分なものでした。
脚用ということもあって、本来の腕の位置より下のほうに設置してありますし、長さも足っぽいですが、実際に一人一人、動かさせてもらいました。
腕に着けた装置から筋肉から出る生体信号反応をシステムが読み取り電気信号に換えて、ロボットのほうにその電気信号を送って動作させています。
不思議なものでほぼ思った通りに動作してくれます。腕を曲げれば一緒に曲がり、伸ばせば一緒に伸びます。
腕を曲げようとしたとき、障害物があって実際には腕が曲げられなくても、ロボットスーツのほうは曲がってしまうようです。上の写真では生徒は腕を脚に当て曲がらないようにて止めていますが、ロボットスーツは曲がっています。
コントロールしているモニタを見ると膝の曲がり具合や信号の強さが表示されていました。その信号は実際に曲がっているときと同じような信号でした。
全員、一回ずつ体験して、たくさん質問させていただいて本日の見学は終了。
それぞれニュースや動画で話は聞いていたけれど、百聞は一見に如かずで実際に体験して納得したりさらに興味を持ったりしている様子でした。
何より好きなことを楽しく学べたのがよかった。
来月もまた楽しいイベントありますよ。奮って参加しましょう!!