表計算検定の練習をしている生徒がABCの連続入力に苦戦。
実はexcelにはBASICのCHR$()みたいに使えるCHARという関数がございまして、こちらを使うとABCなど、順番に連続入力するような場面でエクセルの本領を発揮します。
実際に商品AとかBと名前が付くケースは少ないのですが、少なからずこういった使い方を知っておくことは必要なので、規則性のある場面ではCHAR()関数を思い出せるといいですね。
CHAR()の使い方
=CARH(数値)
数値には文字コードが入ります。
=CHAR(65)
のようにすると、Aが表示されます。
66ならBが表示されます。
このアルファベットの番号はASCII（アスキー）コードといいます。
上のASCII（アスキー）コード表をご覧ください。
‘A’は、【縦64，横1】のところにあり、64＋1=’65’つまりは表内の’A参照しているのがわかります。
さて、エクセルに戻ります。
A列の連番１０１～１０９からA,B,C,D…が作れれば便利なんですよね。
ASCIIコードでは’65’からがアルファベットの大文字なので、A列の数字から36を引いてアルファベットのA～Iを生成することを考えます。
A1には１０１が入っているので、３６を引くと６５。A2に１０２が入っているので、３６を引くと６６となって、Aから順番にアルファベットを生成できます。
具体的には、
=CHAR(A1-36)
のようにしてあげると、Aに対応した６５という数字が生成でき、CHAR関数を使うとアルファベットになります。
あとはドラッグすればアルファベットの連続入力は出来上がり。
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“商品A,商品B,商品C・・・”のような形を作るには
“商品A”のような形が欲しいので、アルファベットの左側に”商品”も入れたいですよね。
こんな風にします。
="商品"&CHAR(A1-36)
商品をダブルクォーテーションで囲って、”&”をつけて、そのあとにCHAR関数をつけてあげれば、結合されて「商品A,商品B ,商品C ・・・」と並べることができます。
説明は長いですが、やってみるとあっさりできるのでぜひやってみてください。
とにかく規則性のあるものに対しては、手を抜く方法を考えることが重要です。
また、セルの書式設定を使った方法もあります。
詳しくは「Excel(エクセル)のユーザー設定リストでABC連続入力」内で紹介していますので、ぜひご覧ください。
ユーザー設定リストを使った方法
CHAR関数を使った方法もありますが、ユーザー設定リスト方法もあります。CHAR関数のほうがお手軽ですが、ユーザー設定リストはちょっと手はかかりますが１度設定すれば、いつでもドラッグでAからZまで簡単に入力することができます。
お好きな方でどうぞ。知っておくと色々使えます。
