「もう一度、学びたい」と思えた場所(全文)

パンフレットに要約して掲載している生徒の声をご紹介いたします。

 高校選びで大切にしていたのは、学校の雰囲気でしたね。
 僕が中学生の時にインターネットで存在を知り、僕が昔習っていたプログラミングができる、という箇所に惹かれ、初めはフリースクールとして入学しました。
 それから月日が過ぎ、フリースクールを卒業して高校に進学するとなった時、ツクガクの「各々自由に生活ができて、他の人とも接する事ができる」雰囲気が合っている、と感じていたので、同校を選びました。
 実際に入学してみて、学校なのにすごくラフな雰囲気だな、と感じました。
 決まった時間割が無く、生徒は好きな時間にやりたい課題をやる。時々授業があり、割とゆったりした雰囲気で授業を受ける。授業の予定がなければ、外出してもまぁ許される…(周辺の散歩や公園など)
 一般的な学校とはだいぶ違うスタイルで、入学した時は戸惑う事もありましたが、一方で昔通っていた小中学校よりも楽しいな、と感じました。
 おそらく、僕は小中学校の「時間割があって、その通りに生活しなければならない」、言うなれば「時間に追われてる感」に疲弊していたんだと思います。
 ツクガクはその点いい意味で適当なので、いつも余裕が持てて、身の回りのことを楽しめるようになりました。
 その分課題をいつやるか、スケジュール管理もしなければいけませんが、頑張れば2ヶ月ちょっとで終わりますし、課題が片付けば大体自由時間なので、それを求めて最後までやれました。
 スケジュール管理はちゃんとしないとダメですが、その分余裕が持てるので、ツクガクにして良かったです。 今はゲームプログラミングに力を入れています。
 最初はコーディング(アルファベットをカタカタ打ち込む方法)についてはほぼ素人でしたが、先生や先輩たちに教えてもらえたので、今はある程度整ったゲームも作れるようになりました。
 一年に一度、フリースクールの生徒さん達や関係者の皆さんが集まって情報交換や出し物をする、「つながる縁日」というイベントに僕が作ったゲームを出した時、奥の方のスペースに出したので、大体のお客さんが目立つところにある他のゲームに吸い寄せられてしまい、僕のゲームはイマイチ注目されませんでした。ですが、テレビの隣で放置され、寂しそうにしているパソコンの存在に気付いたお目が高〜い坊やたちや、息子の様子を見に来た両親が、僕のゲームを遊んでくれたのが良い思い出です。
 僕は、ツクガクの「ラフで自由な雰囲気」を気に入っています。
 学校ではあるので授業はちゃんとするけど、それも堅苦しすぎず、かといって適当ではない、真剣に教えてくれる、という所や、分からないことがあれば、何でも自由時間の先輩や先生に聞くことが出来る、そんな所がいいな、と感じています。
 ツクガクは、一般的な学校の環境に耐えられなかった僕に、もう一度学べるチャンスを与えてくれる、そんな存在です。一度は挫折を経験し、漠然とした不安を覚えながら生きていましたが、今はこう思います。
悩んだり挫折しても、今の自分に繋がっているなら、それで良かった、と。

H.Iさん

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