欠点しかないと思っていたけれど ― リフレーミングで見えた自分の良さ

「自分には欠点しかない」と感じる日は、誰にでもあります。特に思春期は、周りと比べる機会が増え、“弱いところ”ばかりが目につきやすい時期です。
この記事では、授業で扱ったリフレーミング(見方を変える練習)を、家庭でも試しやすい形でまとめます。

この記事で分かること
・リフレーミングの要点(ポジティブ思考との違い)
・今日からできる短い練習手順
・「長所が出てこない」など、つまずきやすいポイントの対処


先に結論:欠点は「言葉の角度」で意味が変わります

リフレーミングは、短所や失敗を“なかったこと”にする方法ではありません。
同じ事実を、別の角度から言い直してみる練習です。現実を否定せずに受け止め直せると、気持ちの重さが少し下がり、次の一歩が選びやすくなります。

例:
「飽きっぽい」→「切り替えが早い」
「緊張しやすい」→「大切に感じている」
「頑固」→「信念を持っている」


今日できること:3分でできるリフレーミング

時間よりも「量」を小さくして、まず1つだけ試す形が続きやすいです。

  • ① 事実をそのまま書く(短所を1つ)
    例:「飽きっぽい」
  • ② 困る場面を1つだけ書く
    例:「宿題が続かない」
  • ③ “役に立つ場面”を探して言い換える
    例:「切り替えが早い」「興味の幅が広い」
  • ④ 使い方を1文で決める
    例:「飽きやすい日は、10分で区切って始める」

ポイントは、無理に良い言葉にしないことです。「少しだけ言い直せる」くらいで十分です。


今週/少し先:授業でやった形(短所→言い換え→気づき)

授業では、まず「短所と長所を3つずつ」書いてもらいました。最初は「短所は出るのに、長所が思いつかない」という声が多くありました。

ただ、「短所をどう言い換えられるか?」と考え始めると、表情が少しずつ変わっていきます。
「切り替えが早いって言われたら、悪くないかも」
「緊張するのは、真剣ってことかもしれない」

言い換えは、性格を作り替える話ではなく、受け取り方の幅を増やす練習です。進路を考える場面でも、「苦手をどう扱うか」を言葉にできると選択が増えます。


不安の回収:「長所が思いつかない」「イライラする」

長所が思いつかないのは珍しくありません。短所が先に出るのは、普段から「できていない点」を意識しやすいからです。
その場合は、長所を探すより先に、短所の言い換えから入る方が進みます。

「こんな言葉遊びで意味があるのか」と感じることもあります。ですが、言葉が変わると、次の行動の選び方が変わります。
まずは1つだけ、生活の中で使える言い換えが見つかれば十分です。


FAQ

リフレーミングは、ポジティブに考えることと同じですか?

同じではありません。現実を否定せずに受け止めた上で、別の角度の説明を足すのがリフレーミングです。

言い換えが見つからないときはどうすればいいですか?

無理に探さず、「困る場面」を1つに絞ってから言い換えを考えると見つけやすくなります。難しければ、第三者の言葉(先生・家族)の助けを借りても構いません。


今日のワークシート

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