現在、新型コロナウィルスの影響で、学校によってインターネットを活用した学習を進めているのはよく知られています。
つくば高等学院では通学の生徒には分散登校とネットを組み合わせての学習のサポートをしています。これまでのネットでの試みをご紹介します。
楽しめなければならない
家でリモートで学習するにあたって、つくば高等学院では教室では教室の学び方、ネットならネットの学び方があると考え、普段の教室とはネットらしい違った学習の仕方をしたいと考えました。求めるのは単なる対面ではなく、奥行きのある対面。一緒に考えて手を動かしたり、楽しんで何かを作り上げること。実践しながら、いろいろな方法を模索しています。
GoogleMeetでのテレビ電話
特に全員が顔出しをする必要もなく、声も出しにくい子はチャットで参加したりしています。
GoogleMeetについては単なる音声通話ツールでしかなく、メインはあくまで共同学習をするためのgsuiteアプリ。
手軽に画面の共有もできるし、録画できるのもいいところ。
英語なら字幕も出るのがうれしい、なにより、youtubeライクなGUIも使いやすい。
GoogleJambardでSST
Jamboardをつかって、リモートでソーシャルスキルトレーニング(SST)をおこないました。
出版社から許可を得て画像を貼り、その絵を見て、自宅からリモートでJamboardにアクセスし、付箋を使って自分の考えを貼りつけます。
そして、ほかの人の考え方を学びあいます。
正直なところ教室での共同学習より、効率が良い気がしました。
アルゴリズムの学習もGoogleJamboard
プログラミング経験の浅い生徒向けに、アルゴリズムの学習をネットを通してリモートで意見を交換しながら学習していきます。まだまだ伝わらないところもあり、工夫していく必要があります。
普通科目もGoogleJamboard
予約がない時間には、個別に学習する時間を設け個別でリモート学習することもあります。数学があまり得意でない生徒と、GoogleMeetで通話しながら個別学習。ペンタブを使って手書き入力すれば自由に書き込むことができます。
Googleスライドを共有し共同学習
リモートで行うイベントのスライドの一部のクイズ問題をGoogleMeetで相談しながら、考えgoogleスライドに反映しました。ネットで調べて書いたり、フリー素材の写真を載せたりすることができたのでスピード感がありました。
GoogleDocumentでコーチング
現在進行中で、GoogleドキュメントとGoogleMeetをつかって、個別面談しながらコーチングを実施しています。各自目標に期限をつけて、自己評価を行います。
今一つ、行動できなかった生徒たちが、意識的に行動し始めており、生徒によって著しい進化が見られています。誰にでも適したメソッドとは言えないので、今後の見極めが大切です。
Chromeリモートデスクトップでプログラミング
1年生にはプログラミング初心者の生徒もいて、リモートでScratchを使って一緒に学習しました。1時間ほどマンツーマンでScratchをすると、一人でやるより楽しいようでスムーズに進みます。GoogleMeetで音声も入っているので、笑い声が聞こえてきます。
Clusterによる国際協力出前講座
すでに前回のブログでも紹介していますが、新型コロナウィルスの影響で帰国しているJICAの隊員の方の国際協力講座を開いていただきました。
3Dのバーチャル空間に生徒はもちろん、講師の先生、JICAの方も集まりイベントを楽しみました。そしてその会場は現在、記念に残してあり、楽しかった思い出として、また、復習できるようにスライドを掲載して保存してあります。この会場はいつでも誰でも入ることができます。みなさんもぜひ、ご入場ください。
GoogleSpreadSheetで予約管理
SpreadSheetを共有し生徒はだれでも書き込めるようにしてあります。一人一人、分散登校、あるいはネットでの学習に参加したい時間を選んで参加します。教室への通学は人数制限もしており、ある程度、早い者勝ちと相談になってしまいますが、今のところ人数が多すぎたこともなく、比較的効率よく確認が取れていると思います。