高校1年の夏、「もう辞めたい」と思う自分を責めていませんか？
「転校」や「退学」を“逃げ”と考える人もいますが、
それは違います。
自分に合わない環境から離れて、
より安心できる場所で学ぶことは、
未来を守るための大切な一歩です。
しかし、いきなり退学を決めてしまう前に、選べる道を知っておくことが大切です。
まずは立ち止まって「休む」選択肢
高校1年の夏は、まだ入学から数か月しか経っていません。
今のつらさが一時的なものなのか、学校との相性の問題なのかを判断するためにも、
まずは一度休む勇気を持つことも大切です。
- 学校に相談して一時的に欠席・保健室登校を利用する
- 医師やカウンセラーに相談して、心の負担を軽くする
- 夏休み期間を活用し、家でゆっくり過ごす
無理に通い続けて心や体を壊してしまう前に、休養は立派な選択肢です。
転校や編入で環境を変える
「どうしても今の学校が合わない」と感じた場合、
転校や通信制高校への編入という方法もあります。
- 全日制から別の全日制高校へ転校
- 全日制から通信制高校・サポート校へ編入
- 定時制高校に移る
通信制高校なら、毎日登校しなくても自分のペースで学べるため、
「学校に行くのがつらい」「集団が苦手」という生徒にも合いやすいです。
高卒認定試験（高認）を受ける
もし高校を完全に辞めることになっても、
高等学校卒業程度認定試験（高認）を合格すれば、
大学進学や就職で「高校卒業と同等の資格」として扱われます。
- 高1の途中で中退しても、16歳から受験可能
- 合格すれば大学受験・専門学校進学が可能
- 通信制高校と組み合わせて効率よく資格取得もできる
4. 「もう辞めたい」と思ったら、まずは相談を
一人で抱え込むと、選択肢が見えなくなりがちです。
そんなときは、まず相談してください。
- 学校の先生、スクールカウンセラー
- 保護者や家族
- 外部の相談窓口（教育支援センターなど）
- お近く通信制高校・サポート校などつくば高等学院も可です
早い段階で相談することで、退学以外にも道があるとわかることがあります。
これからの一歩は、あなただけのペースで
高校1年の夏に「辞めたい」と思うのは、決して特別なことではありません。
たくさんの人が同じ悩みを抱え、そしてそれぞれの道を見つけています。
もし今、学校がつらいと感じているなら、
少し立ち止まって、あなたの心にとって一番優しい道を一緒に探しましょう。
