発達障がいの生徒の学習サポートにITを活用
療育手帳がなくても大丈夫
つくば高等学院では発達障がいの生徒を受け入れています。
発達障がいの生徒だからという理由だけで、入学を拒むことはありません。もちろん、療育手帳の有無も審査対象外です。
一緒に学べるやる気のある生徒を歓迎します。
WISC-Ⅳ検査の分析結果などがあれば、それに基づいてITを通じて好きな事、得意な事を伸ばすことも考えられます。
受け入れられる許容範囲はありますが、診断には至らないグレーゾーンと呼ばれる生徒や軽度の発達障がい、高機能自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠陥多動性障がい(ADHD)、学習障がい(LD)などの場合は、通信制高校のレポート、ITを使った学び、ITスキルやプログラミングスキルの習得において相性のいい場合もあります。個々の特性に合わせて自分のペースで学ぶことができます。
また、学習指導という形だけでなく、ITを使ったセルフサポートの方法を一緒に考えたりもしています。既に中学時代、特別支援教室に通っていた生徒を受け入れ、卒業している実績もあります。
高校卒業までサポートします
発達障がいの生徒も、通信制高校の課題やテストの提出は他の生徒と同じ基準で求められます。勉強が苦手でも、レポートの提出は必須です。
このため、ITを活用して学習負担を軽減する方法を習得することが重要です。このスキルは将来の自立にも役立ちますが、一人での習得は難しいため、私たちがサポートします。
例えば、ディスレクシアの生徒には、ITを活用することで読み書きの負担を軽減し、無理なく学習を進められるよう支援します。PCやスマホを効果的に使いこなすことが学習のカギとなります。
さらに、ITだけでなく、ノートや付箋などの文具も状況に応じて活用します。
ITを使ったサポートで文字の読み書きが苦手な生徒を積極的に受け入れ
提携校通信制高校はレポートなどの提出物は基本的に手書きである必要はなく、コンピュータを使いインターネットやワープロソフトなどを活用して、入力したり電子的な提出が可能です。
読み書きの苦手なディスレクシアの生徒も通信制高校の卒業は可能です。
書くことへの対応
通信制高校というと、レポートなど提出物の作成が多いイメージがあり、書くことが苦手な生徒には不向きなように思われがちですが、書くことはパソコンを使ってキーボードからの入力により円滑に提出物の作成ができるようになります。
うちにはパソコンもないし、うちの子はスムーズに入力なんてできるのかな?
通学している生徒の中にはパソコンが得意でなかったり、パソコンがおうちにない生徒もいますが、GoogleWorkSpaceを活用したり、ワープロ検定などを通して練習することで徐々にスムーズに入力できるようになりパソコンを使った勉強の仕方を楽しめるようになっています。
もちろん、ご家庭でのサポートもお願いいたします。
読むことへの対応
AccessReadingに依頼して教科書をテキスト文書化(電子データ化)してもらうことで、パソコンを使って文字を読み上げることができるようになります。
提携校も電子教科書を用意することが可能です。
これを使って学習すると、苦手な「読み取る」という作業をパソコンが補います。
視覚から文字を読み取って意味を理解するまでに時間がかかり疲れてしまう生徒も、これによって読むということについては、耳からの情報で対応できるようになり、少しは負担が軽減されるようです。
提携の通信制高校が用意するレポートの問題も、データ化されていますので同じように耳から情報を入れることができ、教科書から探して抜き出すようなタイプの問題ではテキスト文書化された教科書のデータ内を検索し、回答を導き出すことが可能です。
ディスレクシアの生徒へのより具体的な対応
より具体的な対応についてはこちらも合わせてごらんください。
発達障がいに関係なく頑張れば検定試験に合格
教室で受けられる検定試験
発達障害の生徒を育てる主な3つの取り組み
保護者の方へ
「発達障がいでも行ける高校」というキーワードで当サイトを訪れる方が多いですが、ツクガクの特徴は、発達障害の特性を活かし、一人ひとりの個性を伸ばせる点にあります。WISCなどの検査結果をお持ちの方は、ぜひご提示ください。
その結果に基づいた学習サポートが可能となり、入学後の学校生活がより楽しいものになります。
また、全員が同じペースで学習を進めるわけではなく、能力によって進度が異なることをご了承ください。卒業を3年間に限定せず、生徒の状況や能力に応じて、4年、5年かけて学ぶことも提案しています。
保護者の皆さまと共に、お子さまの未来に向かって歩んでいけるようサポートしてまいります。
進路
発達障害のある生徒も大学進学、就職など自分で自分の未来を選んでいます。主な進学先は進路状況をご確認ください。