
すべての子供に、「 」を。
みなさんなら「」にどんな言葉を入れますか?
今回、生徒たちと一緒に、東京の品川にあるユニセフハウスを見学してきました。
館内では、世界の子どもたちが置かれている現実、そしてユニセフの支援のしくみが紹介されていました。

戦争や貧困、病気の中でも、なんとか生きようとしている同世代の子どもたちの姿は、静かだけど重く響きました。
見学中、生徒たちは真剣に展示を見て、係の方の話を伺いました。
その表情からは、何かを感じ取っていたことが伝わってきます。
誰も「これから国際協力に関わりたい」なんてことは言いませんでしたが、
自分がどれだけ恵まれていると実感できたようです。
戦後の日本もユニセフに支えられていたという話には、意外そうな顔をする生徒も多く、
「昔は日本も支援される側だったんだ」という事実に驚いていました。
脱脂粉乳の缶を見せていただくと何人かの生徒はおじいさんやおばあさんから、脱脂粉乳の話を聞いたことはあると言っていました。しかし、それが支援を受けていたこととはつながっていなかったようです。

みんなのおじいさんやおばあさんが経験した戦後の日本での脱脂粉乳もそうですが、何時間もかけて水を汲みに行く少女、少年兵、栄養失調で細くなった子供の腕、、
ユニセフハウスで過ごした時間は、それぞれの中に何か小さな“違和感”や“問い”を残せたように感じました。
その違和感こそが、考えるきっかけになるのかもしれません。
国際協力、じゃんじゃん行っていろんな経験を積んできてください。
さて、今週は旅人フジモン先生の地歴公民の授業、どんな話が飛び出すか楽しみ。